Hilo から南に伸びるハイウェイ11号をたどって,キラウエア火口にある“Hawaii Volcanoes National Park”まで行きます。
Hilo 市内から国立公園までは大体 30mile。「アメリカで車を運転する時に,目的地までかかる時間(分)はマイル数とだいたい同じだ」というのが早川先生の話。1分あたり1マイル(約1.6km)ですね。日本(のうち群馬県)では,だいたい1分あたり0.5kmですから,約3倍の速さということになります。
ハワイ島の人口密度が少ないのも原因でしょうが,走っている車の台数が少ない。そのことが道路を走りやすいものにしています。
Kea`au, Kurtistown, Mountain View, Volcano Village と過ぎて, キラウェア火口にある国立公園に到着。だらだらと,あまり登っている感じのしない傾斜の道を走ってきたので,目はそんなに高いところだとは思えません。しかし,海抜 0 m付近と標高 1,200m 付近の気温の差はやはり感じられ, 少し寒い感じです。
国立公園の入場料は $10/車・7日です。この「7日」というのがいいところで,緑色のレシートを見せれば1週間も入園可能です。日本ではあまりないシステムですが,それだけの日数を費やしてもいい広さを持っているからなのかもしれません。 ゲートの係員に $10 払うと,「楽しんでください」の言葉とともに笑顔が返ってきます。
ゲートを通過して 500m ほど走った右手が Visitor Center です。
ビジターセンター内では,噴火の様子のビデオ,火山の構造模型,地形図上に描かれた溶岩の年代,など,キラウェア火山について一通りのことが分かるような展示がしてあります。軒先には,ハワイ島の立体地形図,絶滅してしまった動物の剥製がありました。
特筆すべきは,国立公園のカラーマップです。早川先生によれば,アメリカの国立公園ならばどこでもこのカラーマップがあって素晴らしい内容である,特に,"What to See and Do"の欄がよくて,ここを見ればいいのだ,とのこと。
タダでも貰えるのですが,置いてある前に「寄付をすると国立公園の整備になります」と書いてあるので $1 紙幣を入れてきました。