Konaでは、少しくらいキャンプ気分を味わおうとキャビン・・・なんて考えていたが、空いていないとのことで、急遽予定変更となってしまった。早川先生からApple Hotelsの小冊子をお借りして、みんなのキャンプ場から近そうな、予算も納得のいくHotelを探すことになった。Elima Laniというコンドミニアムで2 Bed Gardenview 1泊1万6400円というのがあり、これに問い合わせてみると,これまた運の良いことに空きがあった。(日本で予約をして料金を先払いし、クーポンを発行してもらうシステム。だから、支払に関しては簡単。)
予約の段階では、Elima Laniには田村さんと東宮さんと北爪さんと私の4人が宿泊するということになっていた。1泊1万6400円を4人で割れば一人当たり4000円ちょっとだから、まあ妥当かなといった感じだった。
Elima LaniのあるWAIKOLOA VILLAGEに着いたのは少し暗くなりかけてきた頃だった。(北爪さんがハワイに来なかったため,Elima Laniを共にするのは田村さんと東宮さんと私の3人だった。)場所も住所しか分からないので、WAIKOLOA VILLAGE MARKETの人に教えてもらい、その通りに道をたどって行き、officeを探した。officeで鍵を受け取るとき、「これは部屋の鍵、これはジャグジーの鍵。ジャグジーの場所は・・・。」と説明された。えっ?何々?ジャグジーまで使えるの?そんな気分だった。
部屋に入ってそれ以上に驚いてしまった。コンドミニアムだから、キッチンはあるだろう・・・2 Bed Gardenviewというお部屋だから、Bedが2つあるだろう・・・そのくらいに考えていた。しかし、良い方向に裏切られてしまった。2 Bed Gardenviewとは、「2つのBedroomがあるお庭に面した部屋」だったのだ。しかもbathroomも2つもあって、キッチン&リビングはけっこう広かった。「すごいよね。こんなに広くてこの値段。」「しかも、色々そろっているし、洗濯機も乾燥機もあるよ。大きな冷蔵庫も。」「こんなに広かったらキャンプ組のみんなも一緒に泊まれるね。」と暫くの間、3人で大騒ぎしてしまった。部屋から見えるお庭はゴルフコースだった。
例のジャグジーはプールの横にあって、異様に温度が高かった。一緒になった人はみんな「熱い!!」と言い、温度を下げるのに苦労していた。でも、夜の9時までは自由に入ってよいことになっていた。温泉のような感覚で一緒になった人たちとお話したりもした。偶然一緒になった名古屋から来たという家族の人たちと話をしていたら、Elima Laniは早くから予約しないと泊まれないのよね・・・と言われた。と、いうことは直前の予約で空いていたということは、ラッキーだったのだろうか。
色々な事情があり、Elima Laniの2晩目は3人を除いたメンバーが、3晩目は全員がElima Laniに集合した。忘れられない出来事が起こったのはその3晩目のことだった。帰国の前日とあって、Mauna Loaからの帰りの遅かった早川先生を除く約10人がリビングで荷物のパッキングをしていた。とにかく、こんな多人数でこんなに荷物を広げて・・・何やっているの?という状態だった。そこへ「ガチャッ。」と扉を開く音がした。そこには驚いた顔をした欧米人らしき少年が立っていた。「オオ...ソ、ソウリー。」と脅えながら急いで出ていった。人数が多いため鍵もかけていないところに、部屋を間違えて少年が入ってきたらしかった。それにしても、少年は相当驚いたのだろうな。かなり脅えていたようだったから。確かに東洋人が多人数で多荷物を広げていたのだから。見てはいけないものを見てしまった・・・ような気分だったのかもしれない。少年が入ってきてこちらも驚いたけれど、みんなでニコッと笑ってあげたのにね。(それが異常に恐いか・・・。)
Elima Laniの近くにはWAIKOLOA VILLAGE MARKETがあり、食料はそこで調達した。ゴルフのリゾート地で少しばかり物価が高いようだったが、果物やお菓子・飲み物など、それなりに充実していたようだ。プレートランチも美味しかった。WAIKOLOA VILLAGE MARKETの周りにはガソリンスタンド、小さな薬局や歯医者などもあった。少し歩くと post officeもあった。