ヒロ ハワイアン ホテル のチェックインの時だった。我々は総勢12名。予約した部屋は3つ おのおのが1ベッドルームだという。1つのベッドに2人で寝るにしても、全然足りないじゃないか。それとも1つのベッドルームにベッドがいくつもあるのかなあ。それともこちらのひとはお金さえ払えば1つの部屋を何人で使おうが、何人で雑魚寝をしようが構わないのかなあ、とけげんな顔をしていると、フロントの女性は、「何か不都合があったら連絡してください。」とほほえんだ。まあしょうがないか。
どの部屋も、部屋にはベッドが1つだけだった。夕食もすんで寝ることになった。早川先生はベッドルームのベッドで速攻で寝ている。彼はいつも非常に早寝早起きだそうだ。他の3人(中村庄八、中村正芳、私)はどこに寝ようか考えた。結局、庄八さんはベッドルームの隅で寝袋で、正芳さんはキチネットのついたリビングの隅でやはり寝袋で、私(東宮)は寝袋を広げるのもめんどくさいし暖かいので上着だけで充分だと、リビングのソファーで寝ることにした。さすがに寝にくく、夜中に何回か目が醒めて寝る態勢を変えた.
朝になり、早川先生が私に、「あんまり気持ち良さそうに寝ていたので起こして教えなかったが、このソファーはベッドになるんだ。知らなかったの?」という。彼はたまたま私が寝ている(起きていない〕時に目が醒めたのだと思うが、ソファーベッドについては全然知らなかった。やられた。聞くところによると、他の2室のうちの1室でも、知らずにソファーのまま寝た人がいたとか。
教訓。ハワイのホテルやコンドミニアムの部屋のソファーは、ソファーベッドである可能性が高いです。状況によりどんどん利用しましょう。ただしガイドブックによると、スプリングが柔らかいので人によっては合わないことと、引き出してベッドにするのにコツがいるそうです。まあ、時間をかけて、壊さない程度にいろいろやってみれば何とかなるでしょう。