横浜市南区の急傾斜地崩壊観察記 1999.2.22

ちばさんの「久しぶりのいい露頭」という発言を聞いて,ちょっと行って見てきました.私自身,横浜市に2年ほど住んだことがありますが,開発しつくされているので,下末吉段丘の崖がほんとはどう見えるのか,知りませんでした.たしかに,今回行って初めてわかった.なるほど,こうだったのか.もっと近くで見たかったなあ.

層序は,以下の通り:

地表
7m ローム
0.5m 東京軽石(TP)5万2000年前
5m ローム
0.7m 小原台軽石(OP)8万年前
5m ローム
10m 下末吉層(何枚もの軽石をはさむ)
不整合
20m+ 上総層群

千葉さんのページのTPはOPではないかな?

暖かかったので,現場では私以外の野次馬に何人も会いました.そのうちのひとり,西の方の大学のCさんといっしょにお昼を食べました.

崩壊した斜面上部には伸縮計が置かれ,真上の台地からボーリングが実施されていました.

帰宅したら,顔がほこりだらけの感じがしました.土砂を本格的に運び出すころは季節もちょうど乾燥するから,マンション群の住民はしばらくベランダに洗濯物干せないだろうなあ.