2000.8.03.1345-1425の三宅島山頂火口(デジカメ編)
いくつかのペアは実体視できます.クリックすると大きな画像を見ることができます.撮影順は上段右から左へ.ヘリコプター搭乗の便宜を提供してくださった東京放送TBSと,撮影手ほどきをしてくださった藤田さん@アジア航測に感謝します.
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デジタルカメラで撮影した13枚だけをもちいて,ここでは考察する.35ミリ銀塩写真をもちいた考察は,現像焼き付けが出来次第おこなう.土曜日以降になるだろう.
- 火口底は平坦で,かなり広くみえた.
- 火口底に直径10メートルほどの巨礫が散在している.
- 火口底の深さに7.22以降変化があるかどうかは,みただけではわからない.写真解析が必要.
- 7.22写真とくらべると東側火口縁が200メートルほど後退した.新火口はこれまで,直径1.4kmの八丁平火口内で北西に偏して開いていたが,これで八丁平火口全体が開口したことにほぼ等しくなった.火口直径の大幅拡大は,これからしばらくないかもしれない.
- 北西側の火口縁の位置は,雲に阻まれて観察できなかった.
- 山頂駐車場とトイレは火口に飲み込まれてしまって,もうない.
- 南側火口壁の中段下部あたりから流水が2筋確認できた.
- 神津島の東方海上と北方海上に異常は見られなかった(8.03.1600ころ).
藤田さんの図に加筆した.
火口内の等高線図
7.22.1500TBS映像を見てのメモ
- 7.22午前中に撮影されたアジア航測垂直写真と火口底の様子がまったくちがう.
- 火口壁から,液体状態で火口底に流れ込んだようにみえるやや大きな堆積物が複数ある.
- 火口壁から流水が発生していた.