4.25(火)
- ▼コーヒーブレイク(期間限定)
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- ▼いま,ある新聞社の記者さんから電話取材を受けました.そこで私は,いままで思いもつかなかったことを彼から知らされました.4.12統一見解にある「北西山麓でやや大きな爆発が発生し、時には火砕サージを伴う可能性がある。このような活動に推移するとすれば、その前には、噴煙等の変化、地殻変動等の総合的監視解析によりその到来を判断することは可能である。このためには、観測体制の整備が重要である。」の文章って,もし観測体制の整備ができるだけの予算がつかないのなら(12日現在の観測体制のままなら),大きな爆発や火砕サージの発生を事前に判断することは保証しない,と読むらしい.すくなくとも気象庁は,当日の記者会見でそうとれる回答を(記者に対して)したらしい.
- この部分がそうなら,あとに来る「そのような大規模噴火に移行する前には地震、地殻変動等に変化が観測されると考えられる。」も同様に,観測体制の整備がなければ予知することを保証しないと読むの?
- 私の日本語読解力に不十分な点あったかしら?みなさんはどう解釈してらっしゃいましたか?これって,単純な誤解,それとも....う〜ん,書けない.
- もし現状の観測体制なら保証しないよ,だから予算ちょうだい,という意味だったのなら,「重要」ではなく「必要」と書くべきだったですね.(1315)
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- ▼「災害現地対策本部は同日午前九時半すぎ、避難指示区域の虻田町洞爺湖温泉町の実家に戻っていた男性(45)を救出した。」北海道新聞
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- ▼「有珠山の噴火で避難指示が出ている虻田町洞爺湖温泉地区に男性住民(45)が戻っていることについて、現地対策本部は24日、北海道警と自衛隊による救出活動を25日午前にも行う方針を決めた。
」時事通信.
- 強制連行するなら,法的根拠が必要でしょう.1980年5月のアメリカワシントン州セントヘレンズ山の噴火のとき,山小屋の主人ハリー・トルーマン
(Harry Truman, 83) は,州政府による正式の避難命令に応じないで自分の山小屋に留まった.そして18日朝に発生した岩なだれの堆積物の下200メートルに埋まった.州政府は彼を強制連行しなかった.このとき,州政府が彼を強制連行しないことそしてしなかったことを責める報道は,アメリカでは,なかったと記憶している.テレビ局や新聞にさかんに登場した18日前の彼は,まったくスター扱いだったという.(0715/1005)