5.24(水)
- ▼第85回火山噴火予知連絡会記者会見説明資料(有珠山)からの抜粋(1710)
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- ▼「いまの傾向に変化が見られれば,伊達市や室蘭市だけでなく札幌市にも甚大な被害が及ぶ可能性がある」と言われたら驚きますか?この文章表現は,おとといの予知連見解「このままの傾向が続けば噴火が終息に向かう可能性がある」とまったく同じ文章構造をもっていて,そのどちらも火山学的に正しいと言ったら,もっと驚きますか?でも真実です.
- 何度でもわたしは言います.未来を確定的に予知することは不可能です.終息に向かうかもしれないけど,向かわないかもしれない.終息一色に塗り尽くされそうないまの雰囲気に,私は危機感をつよく覚えます.情報伝達の実態を,どこかの公的機関が見張ってないといけない.情報発信元である気象庁が,その責任のすくなくとも一部を負うべきであろう.(0805)