観測結果の読み方一例
- 空中写真測量
- 4.3.1145までに,噴火口の近くが最大12メートル隆起したことがわかります.
- GPS測量
- 3.30.0000ころから4.2.1800ころまでの丸4日間に渡って,壮瞥-虻田間と伊達-虻田間の距離短縮が,ほぼ一定速度で進行した.その結果,短くなった距離はどちらも8cmほど.この4日間に起きた3.31噴火などは,この短縮進行に重大な影響を与えなかった.この期間に伊達-壮瞥間の距離はほとんど変化しなかった.
- この測地データをうまく使うと,地下のマグマだまりの大きさと形と位置を知ることができる.
- わかりやすい平面図.
- 噴火口と亀裂などの位置関係がわかりやすい地形図
- 降灰調査
- 火山灰が降った地域のなかから代表地点をいくつか選んで,単位面積当たりの灰の重さを量ることによって,噴出した火山灰の全量を知ることができます.
- 有珠火山地質陰影図
- 三次元表現の上に,火山の形成年代や火山の種類を塗色したもの.いろいろな方角から見ることができる.