From: "Hal.T" <mad@mail.wind.ne.jp>
To: <hayakawa@storm.edu.gunma-u.ac.jp>
Subject: 研究と防災
Date: Thu, 1 Jun 2000 13:31:15 +0900
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感想です。

「我々のデータは記者発表を意識して作っている訳ではありません」

 に書かれていた松島さんと早川さんの意見について、ああそれぞれの
たちばだなあと思わせられました。

 先週は鹿児島で開催されていた砂防学会に出ていました。始めて
活動的な火山=桜島のふもとで3泊し、1泊目にはかなりの空振が
あり、火山を実感できましたし、のべつまくなしの火山灰のすごさも実感。

 文章は分解可能なので、どれほどがんばっても
分解されてしまえばおしまいですけれど、絵はそうもいきません。
 図やグラフ、写真とは別にコメントを書くのではなく、一体にしておくのが
いいと思えます。航空写真を提供している各社も、写真に直接コメントを
書きこんであるところが多いですね。

 究極の目的が防災なのか、知の集積にあるのか、どちらにあるかで
図や写真を含む文面の扱いに差が出てくるものとも言えます。どちらの
目的が優先すると断言はできませんが・・・、どちらにしろ意味はあると思います。

 ただ、データが流れていった先で、今回のようなことが起きるのなら、
コメントを一体化しておくか、独自に提供すべきだと言えるでしょう。
その意味では早川さんの意見に重きをおきます。

 数理設計研究所 玉置晴朗
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