天城山・天子

天城山は伊豆半島の火山のうちでもっとも大きく,東西15km,南北20kmにおよぶ.箒木山-万二郎岳-天城山-万三郎岳-白田峠-八丁池-三筋山を結ぶ尾根は,南東に開いた馬蹄形をつくり,その内部には,つよく変質した新第三紀火山岩が露出する.この火山の噴出中心が浸食によって拡大されてできた地形らしい.天城山から北へ中伊豆町八幡までと,八丁池から北西へ天城湯ケ島町野畔までは,安山岩溶岩流原面が比較的よく残っている.


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