プリニー式噴火 plinian eruption
成層圏に達するくらいの高い噴煙柱が火口の上に立ち,数時間以上それが継続する噴火.定常状態が出現して熱を連続的に上へ運ぶからプリューム plume の一種である.線香の煙と同じである.噴煙柱は上空で傘型に広がって火山灰雲をつくる.火山灰雲は主に圏界面ふきんのつよい風に流されながら,終端速度が大きい順に,軽石礫,火山砂,火山シルトを降らせる.イタリアのベスビウス火山79年噴火を記述したプリニーの名にちなむ.