3 2万4300年前〜1万5900年前
仏岩ができる。すそ野には小浅間山ができる。
黒斑山がくずれた後、すぐに次の山ができ始めました。この山は「仏(ほとけ)岩」と呼ばれています。仏岩ができた時代には浅間山だけではなくて、少し離れた場所でもふん火が起こりました。一つは軽井沢の東側にある「離(はなれ)山」のあるところで、もう一つは浅間山のすぐそばにある「小浅間山」です。まちがってほしくないのですが、最初に山があってふん火したのではなくて、ふん火したから山ができたのです。
離山ができたとき、軽井沢はとても熱い風に吹きつけられて、生き物はみんな死んでしまったようです。そして、その熱い風は上空の西風にのって榛名山の上まで移動して、渋川にも白い灰を降らせたようです。