2 36万年前
火さい流、溶岩が流れる。
しばらくして、いまから約36万年前にふん火によってでてきた岩や砂が熱いうちにくずれて、ちょうどなだれのように流れ下りました。熱いうちに流れ下るものを「火さい流」といいます。この火さい流はいまのJR万座鹿沢口駅のあたりから草津温泉までの地域へ流れ広がりました。草津白根山の東から南側の地域は、昔流れたこの火砕流の上に人が住んでいるのです。
また、火さい流の後に溶岩も流れました。このとき流れた溶岩はとても古いので、今では溶岩の上に木が生え、森ができているものもあります。だから、すぐに溶岩だとわからないかもしれません。