【レスクロノメトリーを実行するときのヒント】
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1. |
平坦かつ水平な面の上に堆積したレスを用いるべきである. |
2. |
広域テフラが肉眼で確認できる地層断面は望ましい.
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3. |
その地域の火山から噴出したテフラの下面だけでなく上面もよく保存されている場所が望ましい. |
4. |
上下を年代既知のテフラで挟んで内挿することが望ましい.
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5. |
1m以上の外挿は,不整合を含んでしまう危険が大きいから,なるべくしないほうがよい.
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6. |
同じ層序関係が見られることを複数の露頭断面で確認すべきである.
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7. |
砂層が挟まれていたり礫が混入しているときは慎重になるべきである.レスでなく火砕流堆積物や洪水ロームである可能性がある.
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8. |
火口から5km以内では,小規模水蒸気爆発の堆積物とロームの見分けに細心の注意を払うべきである. |
9. |
火山から50km以上離れると堆積速度はやや遅くなる.
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10. |
100年より短い時間を測るときは堆積速度が速くなりやすい.
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