▼登山規制は,9月23日に解除された.
▼磐梯山周辺町村が,きょうから登山規制を始めるとのことです(NHK0609).観光地としての自殺行為です.臨時火山情報1号8.16.1515のあとに出された火山観測情報6号8.17.1100で,磐梯山の異常は,短期的には,落ち着いていることが報告されています.(8.18.0615)
もうひとこと.入山規制は,たんなる自粛要請ですね.自粛しない自由が登山者に保証されていると理解してかまいませんね.入山者を警察官が見咎めて注意するなんて不合理なことはありませんよね.
もし本気で入山規制するつもりなら,災害対策基本法63条をつかって警戒区域にしなさい.地元町村長には,それだけの決断をもとめます.中途半端はいけません.災害対策基本法63条をつかって山頂付近を警戒区域にしている火山の例:草津白根山,浅間山,九重山,雲仙岳,阿蘇山,桜島.1998年12月しらべによる.(8.18.0730)
▼磐梯山のまわりには猪苗代湖や裏磐梯五色沼などの大きな観光地があります.宿泊施設もたくさんあります.いまは夏休みで,どこも混雑していると思います.混雑していてよいと思います.きのう臨時火山情報が出たことを理由に旅行計画を変更したりキャンセルするのは,あまりにもったいない.磐梯の夏をいつもどおりにお楽しみください.山頂登山もかまいません.わたしはおととし10月に登りました.いい山です.(8.17.1240)
▼福島地方気象台若松測候所は16日、福島県の磐梯山(1818メートル)について「今後、山頂での小規模な噴火の可能性を否定できない」と、注意を促す初の臨時火山情報を発表した。火山性地震が15日に416回と激増し、地下のマグマの活動で起きる火山性微動も14、15両日で計3回観測したため、火山活動が活発化していると判断した。これを受け、同県は、同気象台に対し、気象庁の火山噴火予知連絡会議を早急に開催するよう申し入れた。 (毎日新聞8.16.2000)
火山の異常をうけて,都道府県が気象庁にたいしてそのような申し入れをするというのは,初めてのことではないか.(8.17.1200)
▼磐梯山の火山活動に関する記者会見資料8.16(気象庁)
▼磐梯山臨時火山情報1号(8.16.1515) 噴火が差し迫っているようにはまだみえない(この情報を読んだだけの早川意見1740;引用可)→磐梯山の気象庁火山情報(まつさん@九州大学)