部外通報(発見者通報)
いまの気象庁および噴火予知連は,物理モデルで説明できない危険は存在しないと考えている.過去の事例による確率論的考え方(地質学)を採用していない.
この立場に私は賛成しないが,そのような立場があり得ることは認める.しかし認められないのは,気象庁=噴火予知連が噴火の迅速解釈とその情報伝達を十分熱心にやっているとみえないことだ.2000年8月にあった3回の噴火のときにこれが如実に露見した.3回目の29日には,ついに「部外情報によると」と書いて,外部からの情報によって火砕流の発生を認めざるをえない状況に気象庁は追い込まれた.みずからのちからで火砕流危険を認識することができなかった.
噴火予知連は,情報というにんじんを鼻先にぶらさげて委員を集めてきた.噴火予知連に出席することは委員本人にも大きなメリットがあった.誰も知らない情報を自分だけが知っている喜び.しかしインターネット時代になったいま,予知連委員になることによって得られる情報の価値は下がった.ときには,予知連外に流布している情報が予知連内の情報より価値を持つこともみられるようになった.
噴火予知連はいま,噴火予知予算の配分を正当化するためだけの機関になりつつある.そのような機関はやがて国民の信頼を失い,遠からず消滅するであろう.
12.08院内集会
暗転
院内集会終了後,国会議員に宛てた資料・礼状郵送を村民のほとんどがしようとしなかった.
情報を分散させないためにメディアを一本化しよう(有珠山ネットコアの意見)