|
|
ヘクラから北北西へ9km離れた地点のH3テフラは,軽石礫ばかりからなる.火山灰はほとんど含まれていない.
いくつか見える黒色の岩片(矢印)は,マグマが火道を急上昇するときに壁からもぎ取ったものである.小さな軽石礫は白いが,大きな軽石礫の内部はサーモンピンクに色づいている.軽石がまだ高温状態のときに大気中の酸素と結びついて酸化したからである.
(Hekla, Iceland)
|
|
|
|
H3テフラは,ヘクラから184km離れたミーリで厚さ12cmの白い火山シルト層として露出する.H3の下20cmに認められる黒いテフラはH4である.H3の噴火は2800年前,H4の噴火は4000年前に起こった.テフラを挟んでいる褐色の地層は,風塵が堆積してできたレスである.
(Myri, Iceland)
|