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三宅島の1983年噴火で,新鼻海岸に立ち上がった火柱から降下した2Rスコリア.青黒色は強い溶結作用が生じた部分,赤色は溶結があまり進まなかっために空隙が残って高温酸化した部分である.この噴火段階では同時に小さな溶岩流が火口から西へ溢れだした.
(三宅島新鼻火口縁)
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十和田湖から9500年前に噴火した南部軽石(M5.1)は火口の縁で40mの厚さがある.基底から測って1mと6mの間が溶結している.この写真にみられる溶結の度合いは中程度で,強溶結と弱溶結の縞模様ができているが,休屋の東ではこの部分全体が溶岩と見まちがえるほど強く溶結している.噴火初期のプリニー式噴煙柱はまだ不安定で,高い高度を維持できなかったのである.
(十和田湖の瞰湖台) |