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1991年6月15日,画面左奥の山頂から火砕流(M5.8)が四方八方に広がり,最大200mの厚さで堆積した.山頂には直径3kmの火口が形成された.噴火直後には海のように広がっていた火砕流台地の表面も,この写真が撮影された二年後にはすでに浸食が進んで下流に土砂を供給している.左下に開いた大きな円弧状の崖は,高温の火砕流堆積物から発生した二次爆発によってつくられた.
(Pinatubo, Philippines, March 1993) |
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火砕流堆積物にはふつう層理が見られず,火山灰からなるマトリクス中に軽石が乱雑に浮かんでいる.このような無層理塊状の断面が特徴である.
(十和田の八戸火砕流堆積物; Hachinohe ignimbrite of Towada) |
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