畑の土で地質を見分ける
浅間山の裾野は火砕流と土石なだれでできている
地形面は低いほど新しい
追分キャベツを積み上げた石垣
前掛山のなめらかな斜面
赤城の飛石
小中学校の立地
小諸口からの登山
二度上峠からみた浅間山
嬬恋のキャベツ畑
六里ヶ原の広い空
押切端の明るい森
天めいの生死をわけた十五段
噴火の年月日
火山館のテラス
天狗温泉浅間山荘から、蛇掘川の渓谷を2時間登ると火山館に到着する。ここは、1999年に新築された登山者支援施設だ。よく管理されて気持ちのよいテラスから黒斑山の壁を望むと、まるでスイスのツェルマットに来たかのような気分になる。
前掛山中腹から見た黒斑山の断崖
黒斑山は、2万4300年前に東に向けてすっかり崩壊した。正面の断崖がそのとき崩れ残った部分だ。手前に湯ノ平が広がっている。新しい浅間山である前掛山は、その噴火中心を東に2キロ移動して建設を開始した。このために黒斑山に重なることなく、湯ノ平の空間が残された。
浅間火山北麓の電子地質図 2007年7月20日
著者
早川由紀夫
(群馬大学教育学部)
描画表現・製図 萩原佐知子(
株式会社チューブグラフィックス
)
ウェブ製作
有限会社和田電氣堂
この地質図は、文部科学省の科研費(17011016)による研究成果である。
背景図には、国土地理院発行の2万5000分の1地形図(承認番号 平19総複、第309号)と、 北海道地図株式会社のGISMAP Terrain標高データを使用した。