畑の土で地質を見分ける
浅間山の裾野は火砕流と土石なだれでできている
地形面は低いほど新しい
追分キャベツを積み上げた石垣
前掛山のなめらかな斜面
赤城の飛石
小中学校の立地
小諸口からの登山
二度上峠からみた浅間山
嬬恋のキャベツ畑
六里ヶ原の広い空
押切端の明るい森
天めいの生死をわけた十五段
噴火の年月日
嬬恋村は高原キャベツで有名だ。キャベツ畑は、吾妻川の源流を取り囲む高原に広がっている。そこは、四阿山、高峰高原、そして浅間山に囲まれた標高1000-1200メートルの平坦地だ。ここには、広い空がある。
キャベツは、この高原の上に毎年わずかずつ積もった厚さ1メートルのクロボクの上でつくられている。浅間山北麓では、姥が原という地名がついている。
ただし、この写真のように900年前の追分火砕流の上でキャベツを生産している畑も、わずかながら、ある。900年ではクロボクは9センチほどしか積もらない。追分火砕流が残した堆積物も耕作されているとみられる。
浅間火山北麓の電子地質図 2007年7月20日
著者
早川由紀夫
(群馬大学教育学部)
描画表現・製図 萩原佐知子(
株式会社チューブグラフィックス
)
ウェブ製作
有限会社和田電氣堂
この地質図は、文部科学省の科研費(17011016)による研究成果である。
背景図には、国土地理院発行の2万5000分の1地形図(承認番号 平19総複、第309号)と、 北海道地図株式会社のGISMAP Terrain標高データを使用した。