Dに当たる噴火では火砕流が発生した。
上半分が赤く、下半分が青い石質の火砕流堆積物だ。マグマの破片として、パン皮スコリアとガラス質の溶岩片の二種がみられる。基底近くに濃淡の緑色シルトがあって、その中に多数の炭化木が含まれている。

この火砕流は、追分火砕流(B)だった。D噴火の堆積物に火砕流は確認できない。2008年6月11日
 
浅間火山北麓の電子地質図　2007年7月20日
著者　早川由紀夫（群馬大学教育学部）
描画表現・製図　萩原佐知子（株式会社チューブグラフィックス）
ウェブ製作　有限会社和田電氣堂
この地質図は、文部科学省の科研費(17011016)による研究成果である。
背景図には、国土地理院発行の2万5000分の1地形図（承認番号　平19総複、第309号）と、 北海道地図株式会社のGISMAP Terrain標高データを使用した。